これからの議員活動で取り組みたい課題

荒川のまちをデザイン

はじめに

自分の中でこれからの任期4年間の目標を明確にし、その目標に向かう具体的な一歩目をいち早く踏み出そうと思い、今回の選挙運動を通じて、有権者の皆様に訴えてきたことを改めて文字にすることにしました。
解決したい課題ははっきりしているものの、未だ具体的な構想まで行っておらず、委員会で揉んで行きたいもの、
即座に議会に提出できそうなくらい具体的なもの、
すでに前任期までにスタートしており、引き続き取り組んでいき、手を離れて走り出すのを見届けたいもの。
課題によってまちまちではありますが、ここでは現段階の考えをそのまま書き出すことにしています。

AED 自動体外式除細動器に関して

AED 自動体外式除細動器 24時間対応箇所の増設と使用方法の普及。

ねらい

「AED 自動体外式除細動器」の使用方法の普及と取扱者の増加。

目標

一番地一人運動の実現。

課題

設置箇所の増えてきた「AED 自動体外式除細動器」だが、実際に使える人がいなければ意味がない。
使える人の養成として、AED 自動体外式除細動器を用いた救急救命の講習会を開催。
最終的には荒川区内・全4000番地全てに一人以上の受講者を置くことを目標としているが、実現のために、一町内一人・一丁目一人と段階的に受講者を増やして行く方向を考えている。
また、小・中学生に対しては、いざトラブルに対した時、勇気ある対処ができるようになって欲しい。その一つとして、救命救急の(実は身近な)ツールの一つである「AED 自動体外式除細動器」の使い方を実践しながら知る場を提供したい。

具体案

定期的な「AED 自動体外式除細動器」の講習会を開き、様々な年齢層の方々に実践の場を提供。
同時に設置場所の周知も行う。(分かりやすい設置マップ等の作成と頒布も検討)
行政におけるハード・ソフトの平行した整備を目指す。

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シェアサイクルの導入

自転車の街・荒川区の復活と地域活性化。

ねらい

地域の活性化。
環境に優しい街づくり、CO2の削減。

目標

サイクルポート完備、シェアサイクルの導入・普及。

課題

かつて、荒川区には多くの自転車メーカーとその関連企業が存在し、自転車は全国的にも有名な地場産業であった。
そんな自転車にゆかりのある地域である荒川区を、今度はその利用を推進する地域として整備していきたい。
特に荒川区は魅力的なお店が区内の広範囲に広がっており、全域に広くアクセス出来る交通手段・移動手段を整備することは重要な課題と考える。
この課題に関しては、前任期より取り組み続けており、かなり具体的になっている。
引き続き取り組みたい。

具体案

シェアサイクルの導入・普及、サイクルポート完備し、暮らしの中に溶け込む形で自転車の利用が増えるように整える。

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スケートパーク整備

地域活性化策、並びに青少年健全育成。

ねらい

地域活性化。
青少年健全育成。

目標

あらかわ遊園の子供プールの場所に独自性のあるスケートパークを設置。

課題

オリンピックの正式種目となり、これからスポーツとして競技人口が増えることが見込まれるスケートボード。
新スポーツの普及とその支援として、インフラを整備し、間口・入り口を広くすることは、行政の一種の責務と考える。
また一方で、現在あらかわ遊園はリニューアルに入っており、荒川区として集客力のあるランドマーク的な施設を求める声も大きい。
レジャー・エンターテイメントとしては一定の歴史と需要のあるスケートボードと新競技としてのスケートボード、両側面を融合させる形の新コンセプトのスケートパークの創設にチャレンジすることは、単に一施設の設置に留まらず、その関連産業の誘致・新興を促し、地域全体の活性化に繋がる。
また、地域に集客力が増加することで、既存の観光資源・施設・店舗の魅力を再発見してもらうチャンスとなる。

具体案

荒川のランドマークになるような、他地域からも集客できる、独自性のあるスケートパークの設置。
多くの既存スケーターに知名度と影響力を持つ、世界的カリスマスケーターの一人エリックドレッセン氏にプロデュースを依頼し、レジャー・エンターテイメントとして培われて来たスケートボードの既存価値を最大限生かした魅力ある施設を目指す。

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命を守る防災ヘルメットの導入

ねらい

震災・災害に強い街づくり。
震災時に、未来を担う子供達の命を徹底的に守る。

目標

小中学校に、児童生徒に一人一個の防災ヘルメットを配備。

課題

防災に関しては初当選以来、最も力を入れて取り組んできた。
防災とは文字通りの災害を防ぐ取り組みと、いざ、災害が起きてしまった時に被害を抑える取り組みに分けられるが、いずれもそもそも防災意識の高さが取り組みの積極さに反映する。
東日本の震災以降、特に防災意識は全体として高まってはいるが、その具体的な対策には温度差があると感じている。
これはある面で当然のことで、対策に消極的な事を即座に非難するつもりはない。
と言うのも、防災とはそもそも「備え」であり、多くの予算が掛かるにも関わらず、「無駄になった方が喜ばしい」という矛盾を内包する課題であり、「備え」に注力するあまり、行政や区民の日常的な営みやその向上が滞ってしまうのもまた問題で、両者のバランスと優先順位という現実的な判断で取り組まなくてはならない。
また、どんなにやっても「十分」にはなり得ないという、答えも終わりも見えないのが「防災」という取り組みの悩ましい点でもある。
そんな中でも、かつての辛い経験から目を逸らさず、冷静に災害を分析し、答えを出そうとしてきた防災に関わる方々が作ってきたガイドラインを軽視せず、一定の備えはきちんとしていきたいと思っている。
特に社会の財産ともいうべき子供たちの命を守る備えに関しては、優先順位を上げるべく、声を大きくしていきたい。
そのうちの一つとして、小中学校への防災ヘルメットの配備を訴え続けてきた。
これまでは、小学校への配備においては、防災頭巾で事足りるとの反対意見に退けられる形となってきていた。
中学校に関してはそもそも被災時や避難時に頭を守るツールは無い状態にある。
一つの懸案として、すぐ手の届く場所に常備しながら、学校生活を邪魔しない、コンパクトなヘルメットが必要という、現実的な問題もあった。
しかし、ここ数年の防災ツールの発達の中で、用に叶う仕様の製品も出てきており、実際に他区では一人一個が実現しているという話も耳にするようになってきた。
実現可能性としては十分なタイミングに来ていると考え、さらに強く進めていきたい。

具体案

ヘルメットに関しては具体的に例示できる製品もあり、既に前々任期から数えて再三・再四の提案となるが、反対意見に指摘された課題や問題点を粘り強くクリアし、議会で提案したいと考えている。

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高齢者のちょっとした日常の困りごとを解決する仕組みづくり

ねらい

終の住処に荒川区を選んでもらえるような永く住める、あらゆる世代に優しい街づくり。
高齢者が安心して暮らせる街づくり。

課題

この課題に関しては、未だ具体的に何を目標にどのように進めていいか形になっていないものの、問題意識だけが強くなって来ている状態。
若い頃は何でも無かったことが、歳を重ねるにつけ、だんだんと困りごとになっていく。
電球の取り替え、カーテン等大きなものの洗濯、徒歩や公共交通機関で持ち帰るのが大変な買い物。
漠然とした方向性としては、サービスの導入というよりは、地域の中の互助会的な仕組みづくりのようなものを考えている。
いずれにせよ、他の自治体での同様な問題に対する試み等の情報収集と、様々な委員会等での活発な議論を求めていく段階からスタートしたいと考えている。